【高校生】理科〈原子の構造と同位体について〉
今日は、原子の構造と表し方、同位体について調べてみました。
<原子の構造>
原子の中にはさらに小さい原子核というものが存在します。その原子核を中心に説明をします。
原子核の中には、正(+)の電子をもつ陽子があり、陽子と同じ原子核に入っている電荷を持たない中性子が入っています。
陽子は、元素固有の値なので
原子番号という。
そして、原子の周りには、負(-)の電子を持つ電子が回っています。原子は全体として電気的に中性という特徴があるため、陽子と電子の数が等しくなります。
*原子番号=陽子の数=電子の数
また、電子の質量の和は原子核の質量よりずっと小さく、原子の質量≒原子核の質量として大丈夫です。
*原子の質量≒陽子の質量+中性子の質量
*質量数=陽子の数+中性子の数
point!
・陽子と中性子の質量はほぼ同じである。
・電子の質量は陽子や中性子の約1840分の1である。
<表記方法について>
元素記号の左上に質量数、左下に原子記号を書きます。
例)He 原子番号:2 質量数:4
これにより、原子番号=陽子の数=電子の数だから、陽子は2個、電子は2個、中性子は質量数-陽子の数で2個だと分かります。
<同位体について>
同位体とは、原子番号(陽子、電子の数)は同じで、中性子の数が異なる原子のことです。
同位体は同一元素なので化学的性質はほとんど同じで、存在比は地球上でほぼ一定です。
同位体には定義があり、その定義は、原子番号、陽子の数、元素の種類は同じで、中性子の数、質量数が異なる。
※中性の原子では電子の数も同じです。
例)水素Hの3種類の同位体 カリウムKの3種類の同位体
質量数:1 水素 質量数:39
質量数:2 重水素 質量数:40
質量数:3 三重水素 質量数:41