ハチのつぶやき

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【高校生】社会〈ヨーロッパの生活と文化について〉

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今日は、ヨーロッパの自然環境と、生活の関わり方や農業と工業の課題について、調べてみました。

 

<ヨーロッパの自然環境>

ヨーロッパは3つの海に面していて、南は地中海、西は大西洋、北は北極海に面しています。そして、高緯度に位置するため

 

 

冬は厳しい寒さになります。ですが、北西部は暖流の北大西洋海流と偏西風の影響によって緯度のわりには冬の寒さはそれほど厳しくありません。

 

年間を通じて比較的湿潤な西岸海洋性気候です。中央部には、平原があり緩やかなため、外国船が自由に航行できる国際河川が流れています。

 

流域には農業地帯が形成されて、水運を利用して工業などが発達しました。

 

北部は山がちで針葉樹林が広がり、かつては氷河に覆われていた時期もあったため、岸にはフィヨルドが見られます。

 

そして、夏には日の沈まない白夜も見られます。

 

南部には地震や火山が多い新期造山帯に属するアルプス山脈などがあります。また、沿岸では夏の気温が高く乾燥し、冬は湿潤な地中海性気候です。

 

<生活と農業>

地中海性気候の地中海沿岸部では、夏の高温と乾燥に強いオリーブやレモンなどの柑橘類、樹木作物、冬の雨を生かして冬小麦などを栽培する、「地中海式農業」が行われています。

 

西岸海洋性気候の北西ヨーロッパと東ヨーロッパでは、小麦やジャガイモの他に、飼料作物の栽培と豚などの飼育を組み合わせた「混合農業」が発達しています。

 

穀物栽培があまり適していない地域では、牧草を栽培して乳牛を飼育する酪農や、都市近郊では、野菜や花卉を生産する園芸農業が盛んです。

 

EU最大のフランスの農業

農業人口は少ないですが、早くからの大規模化や機械化を進め、単位面積あたりの収穫量が多いのが特徴です。

 

小麦は「EUの穀倉」とよばれるほどの生産量で、大型機械を使用して大規模に栽培する企業的農業が発達し、輸出量はアメリカ合衆国につぐ、世界2位の地位を占めています。

 

ワインなどは、ぶどう栽培とワイン生産に特化した地域があり、その地域ではその土地の自然環境にあった品種のぶどうが栽培されるほど、こだわってつくられています。

 

そして、地域ごとに味が異なるワインが生産されて輸出されています。

 

<農業の政策と課題>

国によって農業の経営規模が異なり、生産コストの差があるという課題がありました。

 

解決策として、主要な農産物には統一価格を設定し、域外からの輸入農産物には関税をかけるという「共通農業政策」がとられてきました。

 

これによって生産性の低い国は保護され、高い国は発展しました。

 

ですが、生産過剰や財政負担となるなどの問題も生じました。それを解決するため、基準を満たす農家に補助金を出す方式に転換し、基盤整備に補助金があてられるようになりました。