【高校生】理科〈植生の生産構造〉
生産構造とは
同化器官と非同化器官の関係を図で表すと垂直な分布のことである。
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- 同化器官…植物体の光合成を行う器官のことである。例:葉
- 非同化器官…同化器官とは逆に光合成を行わない器官のことである。例:茎、花、果実
- 層別刈取法…一定面積の植生の高さごとの相対照度を測定し、植生を上から何層かに取り分け、各層にある同化器官と非同化器官の乾燥重量を測定する方法のことである。
- 相対照度…植生の最上部の明るさを100とした場合の相対値で、光の強さの代用に用いられる。
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〈草原の生産構造図〉
草原には広葉型とイネ科型に分けられる。
広葉型
広葉型は、広い葉が水平につき同化器官が植物体の上層に多く分布する。光が広い葉、上層で遮られるため、光合成は主に上層で行われる。
イネ科型
イネ科型は、細長い葉が斜めに立ち、下層に同化器官が多い。光が地面近くまで入るため、中層や下層で光合成が行われる。