【高校生】国語の書写〈書体と書について〉
今日は、書体(文字)の成り立ちや移り変わりなどについて調べてみました。
<文字とは>
そもそも、文字は記録を残して、目の前にいない人にも気持ちを伝えるために使われるようになりました。
世界で初めて文字を使ったのは、紀元前3500年頃のメソポタミア地域です。
<漢字について>
漢字は中国で生まれた文字ですが、起こった時期や当初の字形は明らかではありません。
漢字
篆書・・・現在確認できる、最古の書体。
隷書・・・篆書を点画の簡略化をして、漢時代に完成した書体。
草書・・・隷書を速書きする中でおこった書体。
行書・・・草書とともに、隷書を簡略化する中からできた書体。
楷書・・・漢字5つの書体の中で最も遅れて成立した書体。
※篆書は印章、隷書は紙幣の他に新聞の題字に今は使われています。
<書体の成り立ち>
中国における漢字の書体の変遷
篆書(甲骨文字、金文、小篆)⇒草書⇒平仮名⇒変体仮名
日本における仮名の誕生
篆書(甲骨文字、金文、小篆)⇒隷書⇒行書⇒楷書⇒仮名
仮名は中国から伝来した漢字をもとに日本で生まれた文字です。平仮名は漢字の草書がさらに簡略化されたものです。
片仮名は漢字の一部からできたものや、一文字全体を簡略化したものです。